3月のライオン スポット巡り
* 現在2期までアニメ化された将棋漫画
『3月のライオン』は羽海野チカ先生による将棋を題材とした漫画で、「シャフト」さんによる制作でNHK総合で放送されていました.
シャフトさんというと『まどマギ』や『物語シリーズ』、『絶望先生』など、作品にビックリするような映像表現を合わせて仕掛けてくることで有名です.
わたし個人的には、色彩
滝沢さんの色指定の入った作品は明暗がハッキリとしていてきれいですね.
ちなみに実写の映画化もされていますが、こちらは未チェックですのでご了承を.
* 主な舞台は東京都中央区の佃
将棋が題材ということで、舞台は実在する地名を多用されています.
将棋会館や駅名などは実在そのままですね.
主人公の零くんや関わりの深い川本家の住居となる舞台は、それぞれ六月町と三月町と表現されています.
これらは実在しない地名ですが、舞台のモデルとしては佃周辺となっていまして、実在の背景描写がされています.
ということで、今年のお花見時期に佃の友人宅にお呼ばれされたついでに少し歩いてみましたので、舞台のほんの一部だけですが紹介します.
* 佃への行き方と雰囲気
佃駅、なんてあればよいのですが(ありません)、ちょっと分かり難い場所となりますので、少しだけ場所の説明を.
東京都中央区と都心のとってもいいエリアで、新川から中央大橋で隅田川を渡った先の一画となります……その地域を知らないとよく分かりませんよね.
最寄駅は月島駅で、そこから北側に数分歩いたエリアです.
ちなみに、月島もんじゃで有名なもんじゃストリートは駅から南側ですので、その逆側と思ってもらえれば間違いありません.
佃から西に行けば八丁堀駅、北西なら茅場町駅、北東なら越中島駅や門前仲町駅に10分程度の徒歩圏内で行くことができます(門前仲町駅は少し遠いかも).
中央区の南側に位置し、北側に位置する人形町と二分する下町感の残るエリアですが、タワーマンションが乱立、川沿いということもあり倉庫が多く、この共存(?)された雰囲気は独特かもしれません.
似たような立地としては天王洲や芝浦もありますが、タワーマンションと倉庫はあっても下町感は皆無ですね.
なお、この佃周辺のタワーマンションは1990年前後に建てられたものが多く、それまで純粋に下町感のあった街並みに再開発が入った走りとも言えるかもしれません.
そのため、そろそろ修繕しないといけない時期に入り始め、でもタワーマンションの修繕は難しいらしく……と問題があるようですので、タワーマンションの修繕問題に興味のある方は調べてみてくださいませ.
* 佃から新川方面にかけてスポット巡り
ようやくですが、佃の街並みを巡ってみましょう(前置きが長く失礼しました).
まずはこちら、佃小橋です、『3月のライオン』では何度も登場場面がありますよね.
北側は現在における佃の象徴とも言える、タワーマンションと昔からの住宅が一緒となった光景.
南側は川本家三姉妹がお花見をしていたところです.
続いて、三日月堂のモデルとされている佃煮のお店「天安」さん.
このあたりの神社といえば「佃島 住吉神社」さん.
朱印帳を携帯していればいただいています(よく忘れてしまいます)、御朱印はこちら.
隅田川沿いの雰囲気.
桜の季節は、皆さんここでお花見されているのですね.
スペースはあまりありませんが、ゴチャゴチャしていなくいいかも.
中央大橋です、ここからの眺めは抜群です.
真ん中にある白いマンションが、零くんがひとり暮らししているマンションのモデルです.
最後は、新川側から中央大橋に向うスロープあたりを.
* 零くんのマンション借りてみませんか
前述のとおり、零くんのマンションはモデルといいますか、実在しています.
調べてみたところ、「秀和新川レジデンス」という物件のようです.
分譲と賃貸のようで、モデルとなっている1R(36㎡)の部屋が賃貸率高めと思います.
こちらが実際のマンション、特に、室内・眺望は原作そのままかと.
ちなみに、新川周辺で30~40㎡の1R・1Kとなると、そこそこ古めでも12万円/月前後あたりが相場と思います.
若い社会人のひとり暮らしにはお高めな物件ですが、零くん(高校生)は一般的な中堅社会人以上の収入がありますので、ちょうどバランスのとれた物件と言えるでしょうか.
……ベッドと将棋盤しかものがありませんので、無駄に広いかもしれませんけどね.
以上、10数年ぶりに佃・新川を巡ってみた日記でした.
その頃まで茅場町周辺でお仕事をしていましたので、懐かしさを感じるひと時となりました.