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オリジナルカレンダーをつくってみよう

お絵描き

* 今年もカレンダー制作の時期が到来

ここ数年、毎年オリジナルのカレンダーを制作しているのですが、引き続き今年も制作をしました.
かなり手間とコストがかかるため、今回をもって一度オヤスミしようかと考えていますが、どのように制作をしていたか記録しておこうと思います.

制作しているカレンダーは、有志で費用を出し合って成り立たせているものとなります.
予定額を予め設定し、ほしい分の出資(部数)を募って制作する、クローズドなクラウドファンディングのような形式です.
とはいえ、昨年まではお仕事先の販促にも利用してもらったりと、完全に自由につくっているものではありません.
今年は出資元の条件が変わったこともあり、自由度を上げてより良いモノをつくるよう心掛けました.
なお、利益は全くなく、ないどころか毎回マイナスであることは、ここだけのナイショです(本件に限っては、利益を出す価格で提供しないようにしているため).

* 印刷会社さんをどう選ぶ?

まず、制作にあたり、印刷物ですのでオリジナルカレンダーとして制作を請けてくれる印刷会社さんを選定する必要があります.
ポイントはコストと品質(用紙と印刷技術)、どこまでオリジナルにつくれるか、そして支払いなどにおける諸条件、です.

コストと品質については、バランスが重要でしょうか.
お金を注ぎ込めばいくらでも高品質に好きな用紙も選ぶことができますが、購入者がいてこそ成り立ちますので、購入者がお金を払ってもいいと思う適正価格に抑える必要があります.
用紙選びはかなり重要で、用紙の種別としては、コスパ的に無難なところでマットコート紙、コスト高ですが画用紙の風合いを出せるケント紙あたりがオススメです.
また、高級感を出すのであればなるべく厚めにしたいところです、具体的には180K~220Kあたりの厚みですね.
当然ですが、厚いほどコストは高くなります.
実際に紙を取り寄せて触ってみること推奨ですよ.

オリジナルカレンダー制作

※ 「グラフィック」さんのペーパーカタログで比較(左:マットコート紙、右:ケント紙)

どこまでオリジナルにつくれるかは、正直、印刷会社さんのメニュー次第ですので、色々な印刷会社さんを調べて検討してみましょう.
全面自由 / 各面一部のみ / 表紙のみ / 写真差し込みのみ / 台紙に印字のみ、など多様です.
もちろん、本格的にオリジナルで制作する場合は、全面自由の一択ですよね.

そして、そのほかの諸条件といいますか、ポイントとなることですが、わたしは次のような条件をクリアできる印刷会社さんを選んでいます.
請求書を分けて異なる支払元を複数設定できること / 電話やメールで調整(進め方や不備確認)をできること、の2点です.
前者は、有志の購入とお仕事先の購入で支払い元を分ける必要があったためですので、多くのヒトには必須ではないと思います.
後者については、何かあった時の保険です、入稿前後にスムーズに連絡を取り合えないのはさすがに不安ですので.

ここまで書いておいてですが、以上の条件を満たす印刷会社さんは、おそらく数少ないと思います.
ご参考までに、わたしが毎回お願いしている印刷会社さんを紹介しておきますと、「カレンダー工房(東京宣公社)」さんになります.
すごく安価(!)、ではありませんが、値段相応に要望の受け入れや確認をしてくれます.

* メインイラストはイラストレーターさんに依頼

ここのところ時間をかけて自身でイラストを描くまでの余裕はなく、専らイラストレーターさんにお願いすることがほとんどです.
今回も、いつも可愛い子を描いてもらっている koori さんにお願いしました.
何名かお願いするイラストレーターさんがいますが、このところ koori さん依存が多くて、いい意味でわたしの思考が停止しています.
今年だけで、イラストほか10数点はお願いしているのではないでしょうか……いつもいつも助かっています.
何度もお願いしていると、自然と双方の意思疎通や依頼自体もしやすくなりますからね(思考停止のループ).
とはいえ、いつでもお願いできるとは限りませんし、ほかのイラストレーターさんとのリレーションもつくっておかないとですが.

キャラクターデザイン自体は以前からベースが固まっていますので、シーンイメージや服装をこちらで指定して、あとは自由にアレンジして描いてもらいました.
イラストレーターさんによっては、なるべく自由にお願いする方が良いヒトとその逆のヒトがいますので、やり取りの中で見極めましょう.
こちらは、今回のイラストの中から1点だけピックアップしたものです.

オリジナルカレンダー制作

なお、お願いしているのはあくまでイラストのみで、それを用いてどのようにカレンダーやほかの用途につくり込むかはわたし次第です.
カレンダーの表紙 / 裏表紙のデザインと全体のつくり込みをしましたが、カレンダーの場合、暦をデザインに入れる必要がありますので、問題のない入稿データに仕立てるのも結構大変なのですよね.
その意味でも、前述の印刷会社さん選びや同じところに依頼することによる慣れ度合いも大切かと思います.

* 入稿と入金と

入稿用の版ができ上れば、あとは印刷会社さんへの入稿と入金手続きです.
毎回、結構な部数をつくっていまして、数十万円(カレンダーの印刷のみ)用意して銀行振込で支払いしています.
カレンダー工房さんはクレジット払いができないためです.
後日ほぼ回収できるといっても、ワンクリック数十万円の支払い(ネットバンク経由で振込)は、間違いがないかドキドキして慣れませんね.

支払いのほか、印刷会社さん側でのチェックを終えたら、あとは完成を待つだけ.
この記事を書いている時はまだ納品されていませんが、今年もいい形で仕上がって、多くのヒトたちに使ってもらえたらなと思うところです.

余談ですが、制作にあたり、イラストの検討と制作に約2ヵ月(計6点)、全体デザインと版作成に約3週間、印刷に約3週間ほどの期間を要しています.
直接のお仕事ではない、好きでつくる制作物には、なるべく時間をかけて余裕をもってつくりたい次第です.

お絵描き

Posted by isami