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インターネット人口と普及率について – 2019年

調べごと

* インターネット人口と普及率のみ調べます

昨年、「日本とアジアの音楽市場について」と題して各国の音楽市場を調査しており、今年もと思いましたが、制作作業が立て込んでいるため同粒度の調査は厳しそうです.
ですが、その中で触れていた「インターネット人口と普及率」についてはまとめておきますので、ここ2年間(調査時期のずれで2017年と2019年の比較)の傾向把握はもちろん、IT関連サービスを展開するのであればどの国が有望か、その当たりづけのご参考にしてください.

インターネット人口 & 普及率

※ 出典:InternetWorldStats.com を参考に作成
※ 大きいサイズの画像は「コチラ」から表示できます

なお、今回も参照した情報ソースは、「InternetWorldStats.com」になります.
こちらのサイトを見てもらえれば詳細データやアジア以外の状況も確認できますので、ご興味のあるヒトは見てみてください.
ここではあくまでアジアを中心に参照し、その考察をしたいと思います.

* フィリピンの伸びが目立ちます

ひと通り状況を見たところ、フィリピンが一昨年比で約18%の普及率増加となっている点が目立ちます.
続いてインドネシアやバングラディシュ、パキスタンが約12~13%の普及率増加と高めですが、フィリピンはそれらの国よりも元々(一昨年時)の普及率が高めでしたので、それにも関わらず伸びが最も高いのです(概ね普及率が高くなればなるほど、それ以降の普及率は鈍化するもの).

では、なぜフィリピンの普及率がこれだけ高いのかですが、そのほかの情報ソースを参考にすると見えてきます.
We Are Social」による一昨年のデータによると、フィリピンのインターネット利用時間は、グローバルで最も長く、9時間弱(1日1人あたり)にもなるそうです.
また、同昨年のデータから、うち、ソーシャルメディア利用時間が半分近くの4時間弱(1日1人あたり)となり、利用サービスに偏りがあります.
ソーシャルメディアをどのような用途に使用しているかというと、家族や友人との連絡やコミュニケーションのようです.
出稼ぎで離れた国や地域に出ているヒトと密に連絡をとっているとのこと.
フィリピンに続くソーシャルメディア利用時間の長い国は、ブラジルやインドネシア、タイとなりますので、同理由の可能性が高いですね.

* 台湾のインターネット普及率が90%超え

そのほかの視点としては、台湾のインターネット普及率の高さもあります.
元々普及率は高く、一昨年は88%とされていました.
それが、この2年で約5%も伸びたようで、92.8%と90%超えとなりました.

この90%超えですが、実はアジア地域に限定すると、日本と韓国、ブルネイしかありませんでした.
意外かもしれませんが、シンガポールは88.2%と微妙に届いていません.

台湾は政府がブロードバンドやデジタルに関する戦略を進めているそうで、その効果がキチンと現われているのかもしれませんね.

* 総括

インターネットは途上国とされるような国であっても隔たりなく広がっています(ごく一部を除く).
それも、思いの外早いスピードで広がっています.
インターネットが社会インフラとしてほとんどの国や地域で認められ、その設備投資をされているためでしょう.
そのインターネットを通じて提供されるサービスが、様々な情報取得や交換、利便性の向上、ボーダーレスな社会をつくり上げるために役立っていることは、言うまでもありません.

グローバル化が当たり前のいまの世の中、この社会インフラを使って価値あるサービスをグローバルに展開していきたいものですね(脈絡なく締めてスミマセン).

調べごと

Posted by isami