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時計の外装研磨を色々お試し

お洒落

* キズだらけの時計を蘇らせたい

プロフィールにもある通り、わたしはヴィンテージなモノが好きで、古い時計をいくつか持っています.
所持するだけではなく、TPO に合わせて普段使いもしています(時刻合わせが面倒で、最近は Apple Watch を使うことが多いのはナイショです).
いずれも機械式になりますので、調子が悪くなったり(日差が数分以上)、キズが目立ってきたりした際にはオーバーホールに出しています.

ただ、つい最近のこと、某メルカリさん(隠していない)で「未使用に近い」とされる古めの時計を購入したところ、酷いレベルにキズだらけだったのです.
写真をしっかり確認したはずですが、都合のいいようにボケたり暗かったりしていて、全体的にキズだらけであることを認識できずに購入してしまいました.
クレームを入れて、とも思いましたが、古い時計に対してキズの話をするのもナンセンスと思い、オーバーホールに出さずになんとか蘇らせてみせようと思ったわけです.
仮にオーバーホールに出すとなると、トータルの購入費が高くつき過ぎて割に合いません.
ちなみに、中の機械の精度面では日差-5秒くらいで優秀でした.

* 代表的な研磨材で磨いてみよう

では、どうやってキズを消していくか.
手段は研磨かパーツ交換しかありませんので、前者の研磨を色々とお試ししたいと思います.

調達した研磨材は下記になります.

  • サンエーパール
    金属小物の研磨といえばコレ、と言えるほど知るヒトぞ知る定番な研磨材です.
    少量でかなり研磨できますので、一度購入すれば長く活用できると思います(全然減りません).
  • 金みがきクロス
    その名の通り、金を中心とした金属研磨用のクロスです.
    クロスに研磨材とワックスが含まれており、お手軽にキラキラに磨くことができます.
    同類商品に「ステンレスみがきクロス」というのもあります.
  • PolyWatch
    時計の風防向け研磨材です.
    特に、プラスチック風防の研磨に効力ありで、ミネラルおよびサファイアガラス風防は若干(?)効果あり、とのこと.

外装研磨

これらのうち、「サンエーパール」と「金みがきクロス」は以前にも購入して時計やアクセサリーの研磨に使ったことがあります.
ですので、まずはそれら2つで研磨してみたのですが……結構なキズだらけということもあってでしょうか、思ったよりもきれいに磨くことができませんでした.
特に、風防がダメダメで、万能と言われるサンエーパールでもダメ、金みがきクロスはワックス効果もあって磨ききれないキズを逆にコーティングしてしまう始末.
そして、ダメもとで「PolyWatch」で磨いてみたのでした.

* PolyWatch は期待以上にきれいに磨ける

サンエーパールでいまいちでしたので、正直、あまり期待していませんでしたが、最後の頼みで PolyWatch で風防を磨きます.
するとどうでしょう、長い時間(20~30分)磨き続ける必要はありましたが、ほぼキズなしに見えるほどきれいに磨くことができちゃいました.
加えて、ステンレス部分も磨いてみたところ、ほかの2つで磨いたにも関わらず、更にきれいに磨けてしまいました.
今までサンエーパールを万能研磨材と思っていましたので、この効果には驚きです.
ただし、サンエーパールよりも磨けるということで、ステンレスはテカテカな輝きに磨かれますので、マットな風合いを出せない点に要注意です.

※ 記事寄稿を目的にしておらず、磨く前の写真を撮っていませんのでご了承ください.

外装研磨

結果、サンエーパールや金みがきクロスでステンレスケースをそれなりに磨き、風防を中心に PolyWatch で磨くことできれいに仕上げることができました.
これをきっかけに、積極的にヴィンテージ時計を買ってきれいにすることが趣味になりそうで、出費面で怖いなと思うのでした.

余談ですが、サファイアガラスについたクロスで落ちない些細な汚れ(キズ?)を PolyWatch で磨いてみたところ、これもきれいにすることができました.
明らかに大きなキズや割れは落とせないと思いますが、細かなキズはかなり落とせますので、研磨材としてひとつ持っておくと重宝すると思いますよ.

最後に、当然ですがこれらはあくまで研磨です.
研磨をすればするほど、ケースや風防は痩せてしまいますので、いくらきれいになると言っても過剰な研磨は控えるようにしておきましょう.

お洒落

Posted by isami