Valextra (ヴァレクストラ) の小物
* Valextra ってどんなブランド?
イタリアのミラノで創業して80年以上、イメージとしては「イタリアのエルメス」と言われるらしい、です(わたしは聞いたことはありません).
鮮やかでビビッドなカラー展開をされていて好みのカラーを選ぶことができたり、薄めのレザーでシンプルに可愛かったりと、好みが合えば魅力的なブランドかと思います.
また、ほとんどのハイブランドのように、ブランド名を表立って表示しない点(例えばモノグラムのように)が特徴でもあり、個人的に好きなポイントでもあります.
* 常用しているわたしの小物たち
気づいたら10年近く Valextra の小物を使い続けています.
結構ダメージが見られるものもあります(ほどんどホワイトなため仕方ないです)が、ひと通り紹介してみたいと思います.
まずはメインとも言える財布です.
何度か買い替えもしていますので、実はこれら以外にも複数持っています(捨てられずにいるのですよね).
また、一時期ネイビーに揃え直そうかと思い、中途半端にひとつだけ持っています……結局、揃えることなくホワイトに回帰しているのですが.
なお、レザーの材質が2種類あるようで、ひとつはツルツルに光沢のある VL レザー(Valextra オリジナル?)、もうひとつは一般的によくあるザラッとしたカーフレザーなものです.
Valextra といえば前者のレザーの印象が強いのですが、最近は後者のモデルが多い気がします(あくまで小物では).
次に名刺入れです.
すごいシンプルでレザーも薄いです.
名刺交換時に相手と被ったことはほぼなく、カラーもホワイトなため清潔感がありつつインパクトもあります.
こちらはキーケースです.
毎日出し入れするのでそれなりのダメージ……そろそろ買い替えかしら.
最後にカードケース(?)です.
左のタイプはお札も入るため、財布をミニマムにしたい時(冠婚葬祭とか)に使っています.
そのため、落ち着きのあるようブラックです.
以上ですが、バッグにはずっと手を出せずにいます.
かなり高価かつユニークな形で使い勝手の面では常用し難いと思いますので、興味がある方はお試しで小物から取り入れてみることをおすすめします.
* すべていいとは言い切れない、かも
Valextra は、コバ(レザーの裁断面)を COSTA と呼ばれる独自の塗料を塗ることで独特の黒いラインの処理をしています.
このコバの処理がとてもきれいで、これを第一印象に購入するヒトも多いと思うのですが、ちょっと問題ありなのです.
数年は剥げたりしないと聞くのですが、実際のところは数ヵ月の使用で剥げる傾向にあります.
丁寧に扱ってもこの傾向にありますので、見栄え重視のヒトにはこれが大きな難点でしょうか.
また、モデル次第ではありますが、ラウンドファスナータイプの財布はサイズが大きいです.
ほかのブランドの同タイプのもの(J&M DAVIDSON)と比較してみると分かりますが、ひと回り大きい感じです.
カードがたくさん入ってとてもいいのですが、微妙にサイズ感が合わなく使わなくなってしまっています……うーむ、残念.
そのほか、それなりのブランドなため価格について.
財布(小銭入れを含む)は3~10万円以上、名刺入れやキーケースは2~3万円ほどかと思います.
わたしが使い始めた10年近く前と今とでは若干値上がりをしている気がします.
例えば、財布のコインケース(ボタンタイプと馬蹄タイプともに)は5,000円以上価格が違っています.
とはいえ、総じてはとってもおすすめできるブランドかと思います.
あまり表立ってブランドアピールせず(分かるヒトは分かる程度に)、落ち着いたいいものを所持したいヒトに適しているでしょう.
* おまけ (4~5年使い込んだ財布)
最後に、はじめて Valextra を購入して使い込んだ財布をお見せします.
ホワイトということもあり、全体的にキズや剥げ、汚れも目立っていますね.
この頃は我武者羅にお仕事していたな(たぶん、きっと、おそらく)……と思い出されます.